私たちは「製品企画開発共創企業」であり「空間創造共創企業」です 私たちは良いものを長くお使い頂く、SDGsの「つくる責任つかう責任」に積極的に取り組んでいます

Louis Vuitton(ルイヴィトン) 表参道:デザイナー隈研吾氏 2003年9月

商業施設・公共施設 オーダーメイド

光る椅子製作

新建築 2003年11月号より

ONE表参道(96-107)のオフィス・レセプションホールに置かれる家具、レセプションホールが、ガラスクロスの光天井と太鼓張りメッシュクロスの光壁によって、柔らかな境界面に包まれた空間となっているので、ここに置かれる家具も同じコンセプト・同じ素材として、建築と家具とが一体に感じられる空間を目指した。

技術的には、内照式のソファを実現することが困難だった。
アクリルのフレームに透明塩ビチューブと透明なジェルシートを取りつけ、さらに全体をガラス繊維の立体編物素材(旭化成:フュージョン)でくるむことで、適度なクッション性をもたすことが可能となった。

内部に取りつけた蛍光灯の光によって、あらゆるジョイントや素材が、影や色となって表面に現れてしまうため、試作を何度も繰り返し。
最小限のディテールですべてがつくられている。

家具としてのディテールを消していくことで、ソファや受付カウンターが家具としてではなく、柔らかな場界面のひとつとして感じられるようになり、空間全体に不思議な抱擁感が生まれている。

(藤原徹平/隈研吾建築都市設計事務所)

alt="Louis Vuitton(ルイヴィトン) 表参道:デザイナー隈研吾氏"
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【「世界でいちばん優しい椅子」宮本茂紀著より】新しい椅子の可能性に挑戦する

 表参道の「ONE表参道」のレセプションルームに置く「光る椅子」を、株式会社アクタス企画のもとに製作しました。ビルの設計も手がけた建築家の隈研吾さんからの依頼で、一人掛けの大きめなソファハ台と、二、三人掛けのものが八台ぐらい。四メートルの受付カウンターも光ります。小さいテーブルが十二、三。みんな光る。
 構造材には苦労しました。光を通さないとダメですし、クブソヨッ材も光を通さないといけない。座面の上にクッションを置いた分、座面より脇が明るくなってしまってもおかしい。試行錯誤して作ってみると、やはりそこには必ず新しい発見があるのです。
 ルイ・ヴィトンの椅子は豆腐のように四角で白く光る椅子ですが、今はデザイナーの落合努さんのデザインで川島織物と組んで、いろんな布地で光る椅子を作ることにトライしています。光がきちっと抜けるようなメッシュ状のパステルカラーの織物でやってみたい、と川島織物さんが社運をかけ研究開発した布を生かすというテーマでした。
 それからまた、一見、金属のような冷たい感じがする座面は作れないか。見た目はガチンガチン、こんな光の上に座れるのかなという感じにして、座ってみたらフワッとする、そんな椅子も面白いのではないか。光の冷たい、または暖かい雰囲気の兼ね合いをうまくつけられるのかと不安を抱さながら進める。「光る椅子」の光源は、ルイ・ヴィトンのものは白色蛍光灯、川島織物のものは今、流行のLED(発光ダイオード)でした。

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