MINERVA(ミネルバ)の由来はローマ神話の知恵と工芸の女神の名であり、ギリシャ神話の「Aehena=アテナ」を根源としています。そして学問発祥の地、ギリシャ・アテネには「ミネルバの森」というのがあったそうです。この森には女神の使者であるフクロウが住んでいました。
ギリシャ神話の中に「ミネルバのフクロウは迫り来る黄昏(たそがれ)に飛び立つ」とありますが、これは哲学者ヘーゲルの「法哲学」序論に登場します。古い知恵の黄昏の中から、新しい知恵が生まれ、到来を告げ、知恵の女神の使者が飛び立ってゆく。そのようにして、人類は歴史の中を前へ前へと進んでゆく。
モデラー・ものづくり・ことづくり職人は、このように時代が新しく転換していく中でも世の中の要請「想いを形に」応え続けることが、その存在価値を確保することが出来ると信じます。我が社はミネルバの森の使者、フクロウのごとく、「家具モデラー」・「空間のクリエーターのパートナー」として、「過去に敬意を表し、未来を積極的に受け入れる」新しい時代を明るく照らす役割を担っていきたいと考えています。