創業者プロフィールprofile

日本人初の「家具モデラー」宮本茂紀

株式会社ミネルバ 創業者
宮本 茂紀

家具の世界をリードするイタリアには「技術者」という職業がとても重要とされています。イメージやデザインと技術を結びつけるための要となるのが技術者。
この技術者を「モデラー」と呼びます。
創業者の宮本茂紀は、日本ではほとんど知られていなかった職業であるこの「モデラー」の第一人者として、現代の日本のデザイン界を代表するデザイナー諸氏、建築家諸氏の依頼により、意図するものの試作実現を手掛け、その職域の浸透と確立に力を注いできました。
その結果、厚生労働省の卓越技能章や、黄綬褒章など数々の輝かしい章を受章。現在では第一線で活躍しながら、その意思を若い職人に受け継いでいます。

卓越技能章 【現代の名工】とは

厚生労働大臣が技能者表彰審査委員の意見を基に、優れた技能者へ送られる賞です。
授与される者は「きわめてすぐれた技能を有する者」、「現に表彰に係る技能を要する職業に従事している者」、「技能を通じて労働者の福祉の増進及び産業の発展に寄与した者」、「他の技能者の模範と認められる者」の4つの要件を充たすことが前提とされていて、受賞者は【現代の名工】と呼ばれます。

黄綬褒章とは

褒章とは、社会や公共の福祉、文化などに貢献した者に対して天皇陛下から授与される名誉ある章です。
各分野ごとに紅綬褒章、緑綬褒章、黄綬褒章、紫綬褒章、藍綬褒章、紺綬褒章の6種類があり、それぞれ各府省等の推薦に基づき審査で選ばれた者のみが受章します。
創業者の宮本茂紀は2007年、「業務に精励し衆民の模範たるべき者」として黄綬褒章を受章致しました。

経歴

1937年 静岡県生まれ。椅子張り職人・モデラー
1953年 斎藤椅子製作所で修行。東京の三好木工、高島屋工作所、大阪の三越製作所、内外木材、北海道大島木材
工芸などで椅子張り職人として活躍
1966年 東京都品川区に「五反田製作所」を創業
1973年 ~渡欧。イタリア、ドイツなどのトップメーカーでモデラーとして世界的な技術を修得
1985年銀座日産ギャラリーにて、「ボスコ40種」および「組み手100種」展示会
日本の企業として初めてミラノサローネに出展
1990年 創業25周年記念 六本木アクシスにて、「ボスコ108種」作品展と美術大学生との共同プロジェクトで「Mプロジェクト」同時開催
1995年JR東日本新幹線シート開発顧問就任
2007年帯広市民会館にてボスコ108脚展示(北海道技能士フォーラム)
2010年国立美術館にて隈研吾、喜多俊之両氏らと「ボスコリレートーク」開催。「ボスコ175種」を公開
N H K 海外向けB S 1『T O K Y O F A S H I O N E X P R E S S』にて、~家具モデラー 宮本茂紀~を放映
2011年新潮45取材「達人対談~椅子作りの達人~」にて、ビートたけし氏と対談
2012年社団法人日本インテリアデザイナー協会主催弊社ショールームにて、川上元美氏と講演
椅子張り職人6 0 年の節目を迎え、五反田T O C に『ギャラリーS h i g e k i M i y a m o t o』をオープン
2014年家具デザイナー藤江和子と宮本茂紀を中心に、建築家向けの家具塾を始動
樹木鉛筆販売開始
2017年ワイス・ワイスとの共同プロジェクトにて佐藤卓氏のソファデザインを監修
2018年㈱イワタとの共同プロジェクトにて人類進化ベット(2 0 1 8 モデル)モデリングを担当

受賞歴

1991年社団法人日本インテリアデザイナー協会より協会賞受賞、東京都知事より優秀技能賞受賞。
2006年厚生労働省 卓越技能章(現代の名工)を受賞
2007年内閣府 黄綬褒章を受章

執筆・著書

1 9 8 9年「室内」(工作社)に家具材料として木材、宮本が選んだ椅子連載( ~ 9 8 年)
1 9 9 6年

「原色インテリア木材ブック」(建築資料研究社)
2 0 0 3年「世界でいちばん優しい椅子」(光文社)
2 0 0 5年「椅子づくり百年物語」( O M 出版)