以前から、私の住まいの戸越銀座に近いミネルバさんという、家具の修理をされている会社さんがある事を思い出しインターネットで検索したところ、修理はもちろんの事、オーダー家具も手掛けられていて黄綬褒章も受賞した「椅子の神様」の異名を持つ宮本茂紀さんというモデラー職人さんの記事や皇室に納める家具のお仕事での、多数のメディア紹介されていらっしゃる会社さんと知りました。
早速、ミネルバのプレミアムレストアという、専門のホームページがありましたが、著名人や、大企業の家具を手掛けられていらっしゃるので、少し気後れはしたのですが、概算シミュレーションがわかりやすく、正式なお見積りをしようと、傷んだソファの写真をお送りし、お問合せを致しましたところ、直ぐにご連絡を頂いて戸越銀座の工房サロンのご案内を頂きました。
戸越銀座駅から５分のサロンで、たくさんの張替え生地を見せて頂き、今のインテリアにマッチする私好みの１枚に出会うことができました。
またソファの中のへたり気味のウレタンも、好みの座り心地になるように交換・補充してチューニングして頂くことになりました。

更に私が亡き愛犬との思い出のあるソファとお伝えしたところ、今の愛犬の匂いが染みついた生地をソファの底に忍ばせて頂き言葉で言い表せないくらい感動致しました。

美しく蘇ったソファと、愛犬との思い出とともに、暮らしていきます。

日本最高峰のモデラー職人さんに手掛けて頂きました事に深く感謝を申し上げます。

大変お手数をお掛けしましたソファーの修復お陰様で見事なまでの生まれ変わり・上品で格調高い色目ある生地に家内娘共々感激致しました。変えれば良くなる　と現代人は考えますが　大切なものを先に伝えていくためには先人たちに学びその精神や気概に心を寄せることはとても大切なこと・尊いことだと学ばせて頂きました。
大変お世話になりました。
衷心より厚く御礼申し上げます。

奧山翠松堂 奥山 勝弘
五十年まえ私の嫁入り道具にと母と一緒に選んだソファーを年月を経てミネルバ様とのご縁を得て　バネの取り替え・布地の張り替えをして頂くことになりました。当時幾つも見たわけでもなく　薄い鶯色に相応しく流れるようなやさしいソファーのア―ムに母も私も瞬時に魅かれ「これね」と迷うことなく決めた事を懐かしく思い出します。
今回娘が選んだ乳白色に一層の温かみと落ち着き柔らかい流れもそのままに文字どおり真新しく生まれ変わったソファーに改めて懐かしさと感激を受けております。
今日まで私たち家族が愛用し、これからも娘が祖母と私の想いに心を寄せて長く愛用し続けてくれる事を願うと共に、改めて形あるものの無言の存在の確かさと愛おしさの様なものを感じます。
このようなご縁の機会に恵まれましたことに深く感謝申し上げます。

奥山 典子

古きも新しきも、創りに惹かれ触れ味わうことができるというのは、とても心が高揚いたします。さらに、古きものに変化を加え、大切にしながら、新しきものとして再びあるいは別の形で楽しめることは、とても幸せなことだと感じます。
ミネルバ様のおかげで、ソファーが祖母や両親の想いを大切にしつつ、私の好みや希望にも叶ったインテリアとして生まれ変わりました。大変感激し、嬉しく思っております。
有難うございました。

奥山 尚子

それは大好きなピアノの先生がいたからでした。
それでおじいちゃんとおばあちゃんがピアノを買ってくれました。
だからこのピアノは僕が生まれる前から家にあったのです。
ピアノは年に一回、調律師さんにおねがいをしていてすごくいい音色です。
でも問題は椅子。
何年もたっているので座るところもボロボロで、スカーフをかぶせて使っていました。
木の足もはがれてきています。
長い間ママが座り、僕も座っていたから、かなりくたびれてしまっています。
椅子だけを買いかえる話になった時、僕はさみしくなって、ママに言いました。
僕とママはよいコンビだよね。
少し分からないところなんてあると、ママが教えてくれるから。
ということはピアノと椅子もよいコンビだよね。
だから買いかえるなんて考えられない。直してまた一緒に座ることはできないの？
僕の言葉にママもすごくよろこんで、いたんだ椅子を上手に直してくれる職人さんを探してくれました。
椅子の神様ってよばれている職人さんの会社です。ミネルバさんという会社で、僕はミネルバの職人さんから、僕の椅子を1週間あずからせてくれれば、おじさんが魔法をかけて元に戻してあげるって言ってくれました。
その言葉を信じて、一週間後、こ・こ・こ・これが僕の椅子！？本当に魔法それともキセキ！？
こんなにキレイになるなんて、ママあきらめないで良かったネ！と僕は叫びました。
また椅子に座る事が出来るなんてバンザーイ！
発表会がすごく楽しみになって。大切に大切に使います。ミネルバさん有難う御座いました。