本施設は、建築家・坂倉準三氏が設計した旧上野市庁舎をリノベーションし、新たに観光・文化・交流の拠点として再生されたプロジェクト。その公共性と建築的意義の高い空間において、**「家具もまた建築の一部である」**という視点を持って制作に臨みました。
今回製作したのは、
片肘1Pソファ 37台
スツール 50台
という大規模な什器セット。片肘ソファはレイアウトの柔軟性を高めるための仕様で、空間構成や人の動線を妨げず、自然な居場所を生み出す設計となっています。
また、施設全体が「滞在したくなる文化拠点」として計画されていることから、来館者の一時の休息や交流のひとときに寄り添う包容力あるフォルムと心地よい座り心地を目指しました。
歴史的建築の再生という文脈のなかで、家具もまた「過去と未来をつなぐ存在」として、控えめながら確かな存在感をもって空間に寄与しています。