江戸東京たてもの園_デ・ラランデ邸の家具復刻ご依頼を頂きました

デ・ラランデ邸は、新宿区信濃町にあった西洋式住宅です。
1階部分は明治時代の気象学者・物理学者である北尾次郎が自邸として設計したと伝えられる木造平屋建て・瓦葺き・寄棟屋根・下見板張りの洋館でした。
1910年(明治43)ころ、ドイツ人建築家ゲオルグ・デ・ラランデにより、木造三階建ての住宅として大規模に増築されました。
その際、北尾次郎居住時の1階部分も大改造されています。スレート葺きのマンサード屋根(腰折れ屋根)と、下見板張りの外壁が特徴です。
その後、この住宅の居住者は何度か変わりましたが、1956年(昭和31)から、乳酸菌飲料カルピスの発明者として知られる三島海雲氏が住んでいました。
海雲氏の死後は、三島食品工業株式会社の事務所として、1999年(平成11)まで使用されました。
建物は、デ・ラランデによる大規模な増築が行われたころの姿に復元し、室内は、残された古写真を基にデ・ラランデが住んでいた大正初期ころを想定して復元しています。
江戸東京たてもの園記事引用
公式ホームページ
食堂、居間のテーブル、チェア類の家具復刻
スケッチ図面









現場写真














公開記念セレモニーにもご招待を頂きました。

